データが大事

ブログタイトルはデータが(だいじ)と(おおごと)とも読み、二つの意味を持ちます。作家の日垣隆氏の著作である子どもが大事にあやかったタイトルです。データにまつわるおおごとでだいじな諸々を記事にしています。

新入社員は叱られたい!?

こんなデータがありました。

『新入社員を対象としたアンケートでは、「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたいと思いますか」という質問に対して、78.5%の新入社員が「叱られたい」と答えました。』(アウトプット大全

 

本当でしょうか?

ゆとり世代とか低欲望世代と言われる今の若い世代が『正当な理由があれば』というエクスキューズがあるとはいえおよそ10人に8人が叱られたいと思うとは。

 

もう一つ

『「叱られることは、自分の成長において必要だと思いますか」の質問に対しては、87.7%の新入社員が必要と答えました。』(アウトプット大全

 

意外にもほとんどの新入社員は叱られることで自己成長を望んでいるとデータ上は出ています。

ただこのデータ、本を参考にしているのですが、『新入社員へアンケート』と紹介しているだけで、対象人数、調査者、調査時期等がわかるようになっていませんでした。データの裏を取ることが出来なかったので何とも言えません。個人的にもっときちんと調査をすればもう少し違うのではないかと思います。

 

いかんせん新年度が始まって新しく部下を持った方もいるでしょう。体感としてはどうでしょうか。ただアンケートでも正当な理由がある場合、とあるのでただ感情に任せて怒ったり、やみくもに怒鳴っても意味をなさないのは間違いありません。

 

新入社員の成長を促すような、指導を心がけてください。

でなければただ理不尽に怒鳴られたと思うだけですので。

 

●参考文献 『アウトプット大全』著者:樺沢紫苑 サンクチュアリ出版