データが大事

ブログタイトルはデータが(だいじ)と(おおごと)とも読み、二つの意味を持ちます。作家の日垣隆氏の著作である子どもが大事にあやかったタイトルです。データにまつわるおおごとでだいじな諸々を記事にしています。

未来少年コナン

最近ネットフリックスに加入しました。

なんと配信作品に子供のころ夢中になってみた未来少年コナンがあったので通しでみることに、子供のころ見た時の印象と違って純粋に面白い以外の見どころがあることに気が付きました。

 

1978年にNHKで放映されたアニメで全26話。今でいうところの2クール。30分番組なので体感、日本の1クールのテレビドラマをまとめて見るような感じでしょうか。

 

知っている人も多いと思いますが、お話の導入としては核戦争後の地球で荒廃した世界を生き残った人たちの物語です。実は原作があってアレクザンダー・ケイの『残された人々』になります。

 

ある島で育った少年、コナンがある事件をきっかけに島を旅立ち。生き残ったいろんな人々と出会い成長していくという物語です。

人気作品なのでかなりの人がご存知で、かつ見たこともあると思いますが、若い方々はもしかしたら名探偵の方のコナンくんしかしらないという方もいると思うので内容の詳細に触れることはしません。

 

今から40年前の作品ですが、その先見性がすごい。現在世界が抱える問題がすでに描かれています。環境問題、エネルギー問題、食料問題、女性の社会進出、民主主義、独裁政治、抵抗運動、防衛戦争、捕虜の扱い、共生社会、循環型社会等々。

 

子供のころはただ楽しく見ていただけなのに、問題意識を持ってみるとその出来事の一つ一つに意味があることがわかります。

一度見たことがある人も大人になった今、見てみることをおススメします。

 

・参考図書 残された人々 著書:アレクザンダー・ケイ