データが大事

ブログタイトルはデータが(だいじ)と(おおごと)とも読み、二つの意味を持ちます。作家の日垣隆氏の著作である子どもが大事にあやかったタイトルです。データにまつわるおおごとでだいじな諸々を記事にしています。

言葉よりも言葉+絵

『ある事柄を説明して、72時間後にどれだけ覚えていたかを調べた実験があります。「口頭で説明」した場合は、10%しか記憶していなかったのに対し、「絵を使いながら説明」した場合は、65%も覚えていました。視覚を使うと、口頭で説明するよりも6倍以上記憶に残るのです。』(アウトプット大全

 

私も家庭教師をしている時に、数学の難解な文章題は図に書いてみて関係・関連性を意識させながら問題を解かせると回答率が上がっていました。記憶力の強化だけでなく、読解力の強化にもつながっていると体験的にわかります。6倍以上の記憶の定着率は利用しない手はないですね。

 

さらに記憶を定着させる方法は

 

ワシントン大学での研究では、学生に40個のスワヒリ語の単語を覚えてもらう実験を行いました。』

『記憶においては、インプットよりアウトプットが重要。(中略)問題を解く=「知識を使う」ことで、脳は記憶に残そうとするのです。』

『インプットとアウトプットの黄金比3対7です。』(アウトプット大全

 

受験生や社会人の方も資格試験等を受ける機会もあると思います。

その時に覚えたことを効率よく定着させたいなら暗記ばかりに時間をかけるのではなく、テキストの暗記部分を一通り学習したら同じ範囲の問題集を2回解いてみましょう。覚える際に図や絵に関連づけながら覚えるとさらに覚えもよいはずです。

 

インプット、アウトプット、フィードバックの上昇ループで知識の定着は完璧です。

 

 

●参考文献 『アウトプット大全』著者:樺沢紫苑 サンクチュアリ出版 2018年8月